★飾らない本当の姿がやっぱりいちばんぐっとくるんやなあ。
■ブルースハーモニカでこの人を聴いてほしいというのはありますか?
おー、いっぱいおるで。
まずはジミー・リード。それからリトル・ウォルターとサニー・ボーイか。
うーん、キリがないからこの3人にしておくけど、奥が深いからね。
でもハーモニカの人のCDを聴かずともマディ・ウォーターズ聴けば入っとるで…。
その意味でも最初にブルース聴くならマディからやな。
B.B.KINGの前にまずはマディ!
そしてもちろん僕、妹尾ちゃんも!
妹尾ちゃんなら生で聴けるしな、ライブしとるから。
■妹尾さんにとってブルースってどんな音楽なんでしょう?
うんやっぱり、嘘がつけない音楽っていうかな。
あのな、ブルースって楽曲というよりはいかに地に足が着いているかみたいなところが大事で、演奏を聴くとわかる。
嘘か本当か。
で飾らない本当の姿がやっぱりいちばんぐっと来るんやなあ。
ポップスとかだとな、けっこう飾ってる感じがしてもまあ許される。
けど、ブルースで飾るのは変。
ポップスでインチキはまかり通ってもブルースじゃそうはいかない。
ハートの問題やから、うまいとか下手とかじゃないしね。
わかってるかわかってないかみたいなね。
なんと言ってもね、ブルースはたった3つのコードで12小節。
これを何度も繰り返す。たったそれだけの中にどれだけ思いを込めるか、
そういう感じだから嘘ついたらやっぱりだめなんやなあ。
だからこそ聴く人にしっかり届くんだろうね。
■これからブルースを聴いたり始めたりする人へのメッセージはありますでしょう
か?
歌詞が英語だけどね、訳してみると面白い。
僕の大好きなベイビー、君はどこに住んでるのかなって着いてってね、
男が住んでいないか鍵穴から覗いて確かめようとかね。
そんなの今じゃストーカーで逮捕されちゃう(笑)。
こんな風な感じで歌詞も面白い。
けどね、やっぱりブルースの魅力はもっと深いところにあるような気がすんねんな。
たとえばブルースマンってね、先人のブルースマンのカバーばっかりやっとるんや
な。ポップスとかロックの人たちはオリジナル作って売ってなんぼでしょ?
ブルースマンは違うで。先人の有名なブルースマンのブルースの曲を自分流にカバーして演奏してる。
これってその曲に魅力があるから演奏され続けるってことでしょ。
流行とかそんなこと一切関係ないの。
僕もな、もう40年もブルースやってるけど、興味が尽きない。
なんでこんなに面白いのか?
その理由をずっと探してるんだけどまだわからない。
みなさんもブルースを聴いてみてその理由を考えてみて欲しいな。
あ、気を付けないとな、面白すぎて深みにはまるかもしれへんけどな(笑)。
□ 妹尾 隆一郎
http://www.geocities.jp/weepingharp_senoh/
□ 荻窪ルースター
http://ogikubo-rooster.com
2013.本物に会いに行こう!!@荻窪ルースター
TEL:03-5347-7369
4月17日(水)BLUES NIGHT
19:00 OPEN 20:00 START CHARGE:3,000円
BLUES BUSTERS:妹尾隆一郎(vo.hrm) 森園勝敏(vo.g.from四人囃子) 内海利勝(vo.g.ex.キャロル) 大西真(b) 松本照夫(ds)
5月17日(金)BLUES NIGHT
19:00 OPEN 20:00 START CHARGE:2,500円
妹尾隆一郎(vo.hrm) 須川光(p.org) 大西真(b)
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