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初心者FAQ集
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第10回「先輩音楽人に聞け!」ギタリスト天野丘
★たとえばボサノバだけとってみても、日本のポップスの人とかがやるボサノバとブラジルの人がやるボサノバではのリズムの位置がちょっとだけ違うんです。


■リズムの勉強と言えば、最近ちょっと変わった「仙道さおりのリズム図鑑」という教則本を出されましたよね。

いやー、ちょっとじゃないかもです(笑)。

文字も絵も音符も全部手書きで、それがそのまま印刷されて本になっているんです
よ。

でもこれ私がアナログだからっていうのもありますけど、リズムの勉強が楽しくできるようにって、そういうことでもあるんです。

■なるほど。読んでみるとリズムの音符を「カ、トゥク、カッ、カッ」って声に出してやってみましょうとか、確かに楽しく覚えられそうです。

リズムの譜面を理解できるようになると、一気に目の前が開けたような気分になりますよ。

なるほどこうなっているのかーって。

学校の授業でもついていけなくなるともう授業が面白くなくなっちゃいますよね。

それと似ているかもしれませんが、音楽を聴いていてリズムがこうなっているとかすこーんって見えるのと、これどーなってるのーって思うのとでは全然違います。

でもね、それって勉強だって思うか、楽しいって思うかでやる気みたいのも違ってきちゃうと思うんです。

だから、楽しく覚えられる本があったらいいなって。


■すこーんと見えるっていうのは、よくギターやベースなどは、曲が流れていると、自分で実際に弾いてみなくてもどこをどう弾いているか頭に浮かんだりしますけど、そういう感じでしょうか?

曲を聴くだけでパーカッションのセットがどう置いてあるのか想像できちゃって、
今、右手でこれを叩いて左手はこれを振ってるとか。

そういうのも見えるんですけど、それだけじゃありません。

曲全体の中でのパーカッションの役割が見えるんですね。


■仙道さんの場合は、カホンをかかとでバスドラのような音を出して手は他のパー
カッションを叩いているという曲芸のようなこともされていますので、曲だけ聴いていたらどうやっているのかと思われそうですね。

さて、仙道さんはいろんな国の音楽を吸収されていますけど、そういう部分でこれからパーカッションをやってみたいと思う方にアドバイスがあるとすればどんなところでしょう?


音楽は世界共通の言葉とかよく言いますけど、リズムって世界共通じゃないんです。

たとえばボサノバだけとってみても、日本のポップスの人とかがやるボサノバとブラジルの人がやるボサノバではのリズムの位置がちょっとだけ違うんです。

ブラジル音楽をやっている人は誰でも気がつきますけど、ポップスやジャズの人とかのボサノバは聴いててリズムが気持ち悪いって思っているはずなんです(笑)。

つまりそれくらいリズムには重要な役目があるんですけど、逆に言うとリズムの取り方の微妙な違いがわかったらこれはもうこんなに面白い世界はないぞってくらい面白いんです。

なので、なんとかそこまでたどり着いて欲しいです。


■リズムのとり方の違いを知っていないとパーカッションの幅が広がらないという感じでしょうか?

そう。それはカホンしか叩かない人でも一緒ですよ。

たとえリズム感がよくてもわかっている人とわかってない人の違いは見る人が見るとわかりますから。

音楽の基礎にはリズムがあるわけですけど、そのリズムを理解していなければ演奏は土台から崩れてしまうんです。

■パーカッションはいばらの道ですね。

そんなことないですよ。どの楽器も同じなんじゃないですかねー。

ギターならギターでロックしか弾けない人がジャズ弾かなきゃいけなくなったらけっこう大変なことですよね。

でもそう言う意味ではね。自分の好きなジャンルだけやるっていうのもありですよ。
仕事としてやっていくってなると別ですけど、趣味でやるならそれで楽しいから。


■では趣味としてということでのアドバイスをお願いします。

私、仕事ですけど、実は趣味みたいな部分もあって。

たとえば、スーパーとか行くと、お椀とかいろんなものをちょこっと叩いて見たりして、これ使えないかなあ、とかしょっちゅうなんです。

だから買い物行くとすごい時間かかちゃう(笑)。

あ、そういうことじゃないですよね(笑)。

えーと、たとえ趣味であってもパーカッションってなるほどなあってことの連続だと思います。

さっきのリズムの違いもそうですし、これはこんな叩き方をするとこんな音が出るとか、この国にはこんな楽器があるとか、もうそれはもう限りなく面白い世界なんです。

ですので、それらを発見したり、付き合っていくだけですごく面白く過ごせると思います。

でもね、やっぱりリズムの勉強はしておくほうがいいですよ。

初めての人とセッションする機会があった時に、「そこはもっと○○風でやって」って言われても「はいはい」って理解できますから。


■仙道さんのDVDや本もぜひ参考にしてもらいたいですね。

はい(笑)。私に限らずです。ライブの現場にもいっぱい行ったり、ワークショップとかもいいですし。手先だけではなく、体全体で表現してほしいです。


□仙道さおりオフィシャルサイト 
http://www.c-a-s-net.co.jp/saoli/


■仙道さおりのリズム図鑑

□ 荻窪ルースター
http://ogikubo-rooster.com

2013.本物に会いに行こう!!@荻窪ルースター
TEL:03-5347-7369


未定


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