第6回「先輩音楽人に聞け!」はモヒカーノ関さんです。
モヒカーノ関(もひかーのせき)ラテンジャズピアニスト。
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モヒカーノ関(関恭史・せきたかひと)
1954年北海道芦別市生まれ。
7才よりピアノを始める。国立音楽大学教育卒後タレント・歌手のバックミュージシャンとして活動。
87年以降はワールドミュージックやオーケストラなど国内外で活動。
96年に自己のラテン・ジャズ・バンドを結成。
06年にサードアルバム「サルテモス!」をリリース。
気取らない気さくな人柄と「みんなをハッピーにする音楽」が魅力。
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公式サイト:http://homepage2.nifty.com/SERGIO/
文・インタビュー 佐藤ヒロオ(さとう ひろお)
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1962年9月18日生まれ。
毎晩、トッププロミュージシャンが演奏していることで全国的に知られるライブハウス「荻窪ルースター」のオーナー。著書「荻窪ルースター物語」、「ライブハウス
オーナーが教える絶対に盛り上がるライブステージング術」(ポット出版)がある。 |
荻窪ルースター http://ogikubo-rooster.com
★最近、テレビCMなどでもラテンジャズを耳にする機会が多くなりました。
ラテンジャズと言うとなんだか踊りだしたくなるような音楽を連想しますよね。
でも、ひとくちにラテンジャズと言ってもどんな音楽なのでしょう…。
よく陽気な人のことをラテン系などと呼んだりします。
ならばラテンジャズも楽しい気分にさせてくれる音楽だったりして…。
うーむ、それならば知っておいて損はありませんよね。
今回は日本を代表するラテンジャズピアニストのモヒカーノ関さんにラテンジャズについて伺ってみました。
■いきなり本題でなんですが、ラテンジャズとは何ですかと聞かれたらどんな風に答えられるのですか?
うーん、ラテンジャズって言葉は「ラテン」と「ジャズ」と単語が二つでしょ。
ここが重要かなあ。
まずはわかりやすく説明していきましょうかね。
えーと、最初にラテン音楽。
これは一般的には中南米の音楽のことを指しちゃう。
で、ジャズはわかるよね、ジャズだもんね。
■なるほど、ラテン音楽とジャズの融合ってことなんですね。
そういうこと。
でもね、中南米の音楽っていっぱいあるでしょ。
アルゼンチンとかペルーの音楽とかね。
これらを全部ジャズと融合させちゃったってわけではない。
あと、ボサノバをラテンジャズって言う人もいるけれど、ボサノバはブラジル音楽とジャズの融合。
だからまた別なんだよね。
■すると一般的にラテンジャズのもとのラテン音楽と言うとどの辺りになるのでしょう?
実はねキューバなの。
キューバって、カリブ海の島国で日本よりも小さくて、人口も日本の10分の1くらいかな。
スペインの植民地だったから公用語はスペイン語。
すぐ北側にはアメリカのマイアミ、南側にはレゲエの国、ジャマイカがあったりするんだよね。
■へー、すぐそばなのに音楽はずいぶん違うんですね。
ではキューバの音楽はどんなものですか?
ルンバとかサルサ、マンボ、チャチャチャとかなら読者の方々も耳にしたことくらいはあるかもしれないよね。
まあ、リズムの呼び方なんだけどね。
ああ、そうそう「コーヒールンバ」って曲知ってるかなあ…。
あのリズム、「カッ、カッ、カ、ウン、カッカ」ってね。
こういう独特なリズムの種類が何個もあってすごく面白いんだなあ。
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