アトランシア_FORTUNE-5ST
音楽人インタビュー〜楽器メーカー編
オリジナルの楽器を追及し続ける職人  
[ATLANSIA代表]
林 信秋氏
『アトランシア』が創る楽器は、一目見ただけで独特な雰囲気を醸し出す。
弾き手が選ばれると言ってもいいぐらい、楽器から凛とした「気」を感じる。
『FORTUNE BASS』誕生秘話

インタビュー:トッシィ
問)『FORTUNE BASS』を作るきっかけを教えて下さい。   

答)作るとしたら、今までに無いものを作りたい。

つまり、大振りのBODYとスーパーロングスケールのNECKでBASSを鳴らしたら、どんなだろうか、さぞすごいだろうという思いが、ある日脳裏によぎりました。
 
FRONTとREARのTONEコントロールを独立させ、それをブレンドしたら面白いだろうなと、考えました。

まるで、大空に上昇する、夏の雲のように増幅しました。

問)製作した時、特に苦労した点はどこでしょう。

答)ユーザーに、メンテでわずらわさない作りにしたかったので、しっかりした 作りにするために色々と苦心しました。

問)『FORTUNE BASS』を作ってる時の何かエピソードがあれば教えて下さい。

答)わくわくしながら作ってましたね。

大振りの迫力あるボディーであるとか、コントロールの独立、それのブレンドなど、ちょうど陶芸家が、釜が冷えるのを待って、

作品を取り出すまでの心境に類似しているかもしれません。

作り上がったものは、かなり大きく、これを抱えたらどんなだろうと、私は『FORTUNE BASS』を持って鏡の前に立ちました。

出来上がったベースが大きかったせいか、なんとも貧相な自分を笑ってしまいました。

私がステージに立つわけではないので、まあいいかと(笑)。

ちょっと余談ですが、『ポルノグラフティー』のベーシストの野崎森男氏が、使っているかもしれません。

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